マンガLPとは、ランディングページの訴求を文章と画像の羅列ではなくストーリー漫画で伝える構成のLPです。読者に近い主人公が課題に直面し、商品やサービスで解決するまでを描くことで、読み進める動機を保ったまま検討材料を伝えられる点が特徴です。
マンガLPが読み進められやすい理由
通常のLPは、キャッチコピー、機能説明、料金表、事例と続く「情報の並び」で構成されます。読者は必要な情報を探す姿勢で読むため、途中で「自分向けではない」と判断した時点で離脱します。一方でマンガLPは、主人公の状況説明から入り、課題、比較検討、解決、結果という順に物語が進みます。次のコマで何が起きるかという関心が読み進める動機になるため、説明の途中で切れにくい構成をつくれます。
もうひとつの違いは、抽象的な価値を具体的な場面に置き換えられることです。「業務効率が上がる」という一文は読み飛ばされますが、残業していた担当者が定時で帰るコマは状況として理解されます。伝えたい価値を、読者が自分の職場や生活に重ねられる形にできることが、マンガLPを選ぶ実務上の理由です。
マンガLPが向いている場面
- 仕組みの説明に前提知識が必要で、テキストだと読者が離脱しやすい商材
- 導入判断に関係者が複数いて、稟議や社内共有のために内容を短時間で理解させたいBtoB商材
- 競合と機能面での差が小さく、使う場面や体験の違いで差別化したい商材
- ビフォーアフターや利用シーンを見せることが購買の決め手になる商材
- 広告からの流入で、初見の読者にゼロから状況を説明する必要がある場合
逆に、すでに指名検索で訪れる読者が多く、料金と仕様の確認が主目的になっているページでは、漫画を挟むことで必要な情報までの距離が伸びる場合があります。ページ単位ではなく、流入経路と読者の検討段階に合わせて判断することをおすすめします。
マンガLPの基本構成
マンガLPは、漫画だけで完結させるのではなく、漫画パートとテキストパートを組み合わせて設計します。よく使われる並びは次のとおりです。
- ファーストビュー:誰向けのページかを一目で伝えるコピーと、主人公が登場するコマ
- 課題提起:読者が現在抱えている状況を主人公に代弁させる
- 解決の提示:商品やサービスが何をどう変えるかを、機能の列挙ではなく場面で描く
- 裏付け:漫画の後にテキストで機能・仕様・料金・導入実績を補う
- 行動喚起:問い合わせ、資料請求、無料相談など、次の一歩を明示する
漫画パートの分量は、スクロール量とのバランスで決めます。長すぎると結論にたどり着く前に離脱し、短すぎると物語として成立しません。5〜10コマ程度を軸に、媒体と訴求内容に合わせて調整するのが一般的です。
制作の流れ
マンガLPの制作は、作画に入る前の工程が仕上がりを大きく左右します。実務上は次の順で進めます。
- 訴求設計:誰に、何を、どの順番で伝えるかを言語化する。ここで主人公の属性と読者像を一致させる
- プロット作成:課題から解決までの流れを文章で組み立て、各コマで伝える情報を割り振る
- ネーム作成:コマ割り、構図、セリフを決める。この段階での修正がもっとも手戻りが少ない
- 作画・仕上げ:線画、着彩、文字入れを行う
- LP実装:画像として組み込むだけでなく、スマートフォンでの表示サイズ、読み込み速度、計測タグの設定まで確認する
- 公開後の改善:スクロール到達率やクリック率を見て、コマ順やファーストビューを調整する
依頼先を検討する際は、この工程のどこからどこまでを担当してもらえるかを確認してください。作画だけを依頼する場合は、訴求設計とプロットを自社で用意する必要があります。
費用の考え方
マンガLPの費用は、ページ数とコマ数、カラーかモノクロか、キャラクターを新規に設計するか既存のものを使うか、LPへの実装やその後の広告運用まで含めるかによって幅があります。同じ「マンガLP制作」という名称でも、作画のみを指す場合と、訴求設計からLP実装・公開後の改善までを含む場合があり、見積もりの前提が異なります。金額だけを並べて比較すると判断を誤りやすいため、各社の見積もりについて、含まれる工程、修正回数の上限、二次利用の範囲、納品データの形式を必ず確認することをおすすめします。
無料診断ツールでマンガ化の余地を確認する
いきなり制作を発注する前に、現行のLPに漫画を入れる余地があるかを確認する方法があります。Narravが公開しているマンガLP無料診断は、診断したいLPやサービスページのURLを入力するだけで使えるツールです。
- STEP 01:診断したいLP・サービスページのURLを貼る(追加情報の入力は不要)
- STEP 02:マンガ化余地のスコアと、いま効いていないポイントが表示される
- STEP 03:メールアドレスを入力するとロックが解除され、そのLP向けのコマ割り骨子(5コマ)のサンプル構成を画面で確認できる
診断結果は、社内で企画を通す際の資料としても使えます。現行LPのどこが弱いかと、漫画にした場合の骨子が同時に手元に残るため、制作を依頼するかどうかの判断材料になります。
Narravが支援できること
Narravは、訴求設計、漫画制作、LP実装、SNS広告運用を組み合わせて支援しています。マンガLPについては、診断で得られた構成案をベースに、セリフ、キャラクター設計、LPへの実装までを一貫して対応します。全面リニューアルだけでなく、離脱の多いセクションだけを漫画に差し替える部分導入のご相談も承っています。お見積り・ご提案は無料です。
よくある質問
マンガLPとは何ですか?
ランディングページの訴求を文章と画像の羅列ではなくストーリー漫画で伝える構成のLPです。読者に近い主人公が課題に直面し、商品やサービスで解決するまでを描くことで、読み進める動機を保ったまま検討材料を伝えられます。
既存のLPをマンガLPに作り替えられますか?
作り替えられます。全面的に置き換えるだけでなく、ファーストビュー直下や課題提起のセクションなど、離脱が起きやすい箇所だけを漫画に差し替える部分導入も可能です。まずは現行LPのどこで読者がつまずいているかを整理することから始めます。
マンガLPの制作費用はどのくらいですか?
ページ数やコマ数、カラーかモノクロか、キャラクターを新規に設計するか、LPへの実装や広告運用まで含めるかによって幅があります。作画のみの依頼と、訴求設計からLP実装・改善まで一貫した依頼では含まれる工程が異なるため、見積もりは工程の範囲とあわせて比較することをおすすめします。